介護事務の仕事と資格の種類
2017/05/24
介護保険の知識が重要となる介護事務職
介護事務は 基本的には介護施設において事務員としての仕事を担う職種であり、窓口での受付や会計、ケアマネージャーのサポートを行います。
しかし、介護施設に勤めるということから、要介護者やその家族との接点を多く持つため、介護職としての心構えや知識をつけることが必要とされます。
事務員としても専門的な知識を必要とする部分もあり、介護事務として重要な仕事である介護報酬を計算したり請求するための介護報酬請求業務(レセプトの作成)に関して、その専門性を発揮することになります。
即ち、介護保険に対する正しい理解が必要になり、社会状況の変化に応じて改正されていく介護保険を、しっかりと追っていくことが書類作成に必要になるのです。
資格試験では、その基礎知識が習得されていることが重要であり、そういった知識を持って事務仕事に当たるのが、介護事務の一般的な役割です。
たくさんある介護事務の資格
介護事務の資格は、医療事務資格と同様に国家資格ではなく民間の機関が実施しているため、たくさんの種類があります。介護事務の講座を行っているスクールもたくさんあり、それぞれのスクールによって取得できる介護事務資格が異なります。主な介護事務資格とスクールについて紹介します。
・介護報酬請求事務技能検定試験(日本医療事務協会)
介護報酬請求事務技能検定試験は、介護事業所での請求事務業務に必要な知識と技能レベルを持っていることを証明でき、偶数月の第3日曜日に開催される試験に合格することで資格を取得できます。試験内容は、実技・学科試験の2つで、資料の持ち込みが許可されています。受験料は6,480円(税込)です。
日本医療事務協会では、通学講座で48,600円(教材費込・税込)、通信講座で46,440円(教材費込・税込)で受講できます。通信講座には、コンピュータスキルを磨くために介護事務コンピュータ通信講座23,760円(教材費込・税込)もあり、セットで申込むと14,040円安くなりお得です。
・介護事務管理士(ソラスト)
介護事務管理士は、受付や会計、レセプトの作成などの介護事務としてのスキルが証明でき、奇数月の第4土曜日に開催される試験に合格することで資格を取得できます。試験内容は、実技・学科試験の2つで、合格率は約50%。受験料は6,500円(税込)です。
ソラストでは、通信講座で通常39,420円(税込)で受講できますが、2017/5/31までキャンペーン価格の28,620円で受講できます。
・介護事務実務士(たのまな)
介護事務管理士は、介護報酬請求事務を行う際に求められる能力を持っていることを証明でき、 医療福祉情報実務能力協会指定校による団体試験のみ実施され、合格することで資格を取得できます。試験内容は、実技(明細書作成)・学科試験の2つ。受験料は7,700円です。合格者には認定証が発行され手数料として1,540円かかります。
たのまなでは、通信講座で35,000円 (税込)で受講できます。添削課題(全5回)を一定レベルでクリアすることで修了と同時に資格を取得できます。その際、認定証発行手数料として3,100円(認定審査料込)かかります。
・ケアクラーク(ニチイ)
ケアクラークは、介護事務職として求められる知識と技能を備えていることを証明でき、偶数月の土曜日に開催される試験に合格することで資格を取得できます。試験内容は、実技・学科試験の2つで、教材の持ち込みが許可されています受験料は6,700円です。
ニチイでは、通学講座で69,950円 (税込)、通信講座で39,600円(税込)で受講でき、紹介割引・学生割引・受講経験割引制度も利用できます。